御杖村のライダーズカフェ
御杖村に金曜~日曜と祝日だけ営業しているWILD CHERRYというライダーズカフェがあって、とても人気あり、多くのライダーで賑わっていたが、マスターが体調を崩され、閉店ということになった。
実は昔、私は曽爾とか御杖とか室生あたりに、週末だけ営業しているライダーズカフェがあれば流行るのになあと思っていたことがあって、実際、自分が店をやるようなことを空想している時期があった。
もちろん儲けたいというのではない。
多くのライダーが集まる憩いの場を作れたらどんなにいいだろうという思いから色んなことを空想していたのである。
WILD CHERRYのお店の話を聞いたとき、まさに私の考えていたことを実行している人がいたと、とても驚き、敬意を払ってお店に行ってみた。
マスターはとても優しくて、気さくな方で、バイク談義につきあってくださり、おまけに愛車のGSパリダカを運転させてくださった。
『姫石の湯』までポトポトと走らせたパリダカはとても気持ちがよく、「ああ、古いバイクをゆっくり走らせるのはいいな」と、トバすようなバイクばかり乗ってきた私にはとても新鮮な体験となった。(K100RSを購入する気持ちになった原体験がこれだった)
他にも、CB1300のHONDA DREAM限定モデル(ちょっと欲しかった時期があった)に乗ってらっしゃるおっちゃん(私もおっちゃんだが、私より年上の方なので敬意を払っておっちゃんと呼ばせていただく)とお話ができたり、向かいの崖に野生の山羊がいるのを見ることができたりして、とてもいい時間を過ごすことができた。
だからWILD CHERRYが閉店したと聞いて、もう本当に残念だった。
今日、久しぶりにあの店は今どんなふうになっているのだろう、看板はそのままなのか、外されているのかと、ふと気になり、行ってみたら、「ん?何?営業してる?」
何やら営業していたのに驚いて、しかもそれはどうやらライダーズカフェのようで、思わず店に滑り込んだ。
店の名は『Rider's Cafe ONE☆STAR』
おおお、と感激してしまった(笑)
お店を引き継ぐ方がいたのか、と思っていると、ん?
お店の前にCB1300 HONDA DREAM SPECIALが停まっている。
そうWILD CHERRYでお話ししたあのおっちゃんがお店をやっておられたのである。
おっちゃん(ここからはマスターと呼ぶ)と話をして、店の中へ入る。(私のことを覚えていて下さった)
店に入ってさらに感激したのは、ここにライダーズカフェを開いたWILD CHERRYに敬意を払って、ステッカーとキーホルダーが飾ってあったことだ。
店のメニューはなかなか私のツボに入った、グッとくるものがあるゾ(笑)
ま、今日は無難にカレーにしたのであるが。
このストーブは飾りではない。
実際今日もついていた(笑)
朝はまだ寒いのだ。
なかなか興味深い写真(笑)
今度いきさつを聞いてみよう。
ライダーというのは常に目的地を探している。
ランドマークがひとつ存在し続けてくれることはライダー達にとってどんなにありがたいことか。
マスターに「ありがとうございます」とお礼を言った。
ヒゲのマスターは「いやいやいや」と初めて話したときと同じ、人懐っこい笑顔で笑って下さった。
本当のことを言うと、実はマスターは私を覚えていたのではなく、私のBMWを覚えていて下さった(笑)
BNWに乗っていてよかったぜ(笑)
(BMW BIKES誌に少し厳しいことも書いた私ですが、雑誌を愛している証にステッカーを貼りました(笑))
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by jonah_motorcycle | 2012-05-20 00:48 | ちょっと遠くへ