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K1300Sインプレッション(3)~K1300S試乗~

K1300Sの購入に当たっては、京都モータークラブでけっこう長い距離を試乗させてもらった。



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学生時代から京都モータークラブの前をクルマで、バイクで通ることが多かった。

入ったことはなかったが、目に馴染んだ店だったので、BMWをもし買うとするならばここだろうと勝手に思っていたのだ。(家からもっと近いディーラーはいくつかあったのに)

京都モータークラブの前の道は少しスペースがあり、BMWその他、外車を愛する人たちが集まっているのをよく目にしていた。

まさかこの店でバイクを買うかもしれない日が来るとは夢にも思っていなかったなあ。



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試乗では京都モータークラブから阪神高速京都線に乗り、第二京阪から近畿道、第二阪奈で一気に橿原まで行き、長谷寺から針テラスまで、いつものワインディングをK1300Sで走ってみるという、とんでもない試乗(笑)

第一印象、CB1300SFにくらべ、振動はないが、低速のトルクはないなと思った。(単に設定の問題)

その代わり、もちろん高速の伸びは全然違う。

最初、ESAを使って手元でサスの設定をあれこれ変えてみるが、どうにもサスが固くて、ガサツに感じた。

これは何千キロか乗っていくと、しっとりとしてくるということが購入してから分かった。(最初はなんだか設定を変えても何も変わらない感じだった)

試乗して同じように感じた方は参考にしていただけたらと思う。

BMWに関してはクルマもそうで、サスの馴染みが出るまでは高速を走っていても、これがBMWの走り?と首をひねることが多い。

しかも慣らしにかかる距離が国産とくらべて半端なく長い。

一万キロは乗らなきゃならない。

バイクの話に戻すが、最初はサスだけでなく、エンジンも固い感じで、回りも固ければ、ニュートラルもなかなか出ない。

国産のバイクと同じ感覚でいるとがっかりしてしまうかもしれない。

デュオレバーでのコーナリングも最初は馴染めないかもしれないが、そこを我慢して我慢して乗り続けているとじわりじわりこのバイクの良さが分かってくる。

今で12,000キロほど乗ったが、私はそんな感じでこのバイクに馴染んでいった。

つづく


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# by jonah_motorcycle | 2012-05-01 19:48 | K1300S

K1300Sインプレッション(2)~K1300Sを選んだ訳~

K1300Rにせず、Sの方にしたのはやはり、走行時に受ける風の問題。

これは最後の最後まで迷った。


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あの思いっきり傾いたエンジンがむき出しで見えているのと、異形のフロントマスクは魅力的だったが、KATANAの後に3年程乗ったCB1300SFでカウルのない辛さを知ってしまい、泣く泣く、Sにした。

でも、Sの方ももちろんカッコいい。

HAYABUSAや、ZZR1400ほど、エグいデザインではなく、K1300Sはすっきりしていて、よいデザインだ。

Rの異形さに惚れてはいたが、HAYABUSAや、ZZR1400のデザインは、私にはK1300Rほどグッとはこなかった。



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あと、先のブログで書いたが、キリンが今なら何に乗っているだろうと考えたとき、きっとそれはK1300Sにちがいないだろうと思ったというのもある。

そう、「キリン」に出てきたBMWに興味がなんてと書いたが、K1200Rにグッときてからは、いつのまにかBMWを受け入れている自分がいた。

最新のBMWの中には、日本車との距離を縮めて、日本車の文法を採り入れつつ、彼らのバイクを構築しているものがある。

K1300Sはそういう新世代のBMWである。

私はまんまと彼らの戦略の通りに心を動かしてしまったのかもしれない。

しかも、そうこうしているうちに少し古いBMWにも魅力を感じるようになってきた。(これもまた彼らの戦略の一部だったろう)

K1200RSなんてとてもいい。

(話は少しそれるが、「キリン」の18巻で、キリンがマスターにハンドサインを送り、マスターがキリンに気づいたときの「おい、キリンか!?」の台詞のところは本当にグッときた。)

まあバイクを選ぶときには、無理矢理にでも「物語」を作った方がいい。

そういうわけで(凄く高かったけれど)私は新しいバイクにK1300Sを選んだ。

つづく


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# by jonah_motorcycle | 2012-05-01 00:55

K1300Sインプレッション(1)~K1300Sを選んだ訳~

バイクを購入するとき、雑誌の記事も参考にはなったが、それ以上に一般の方がブログ等で書いておられる「感想」は役に立ったように思う。

だからいつかどこかで、K1300Sを購入したいと考えておられる方の参考になれば、と2年ほど乗っている我がK1300Sのインプレッションを書いておきたい。

はじめに、なぜ私がK1300Sを選んだかということについて。

ひと昔前なら、BMWのバイクはおじさんの乗るものという印象があった。

私は今年で47歳になるので、誰がどう見てもおじさんなのであるが、おじさんというのは、おじさんであるがゆえ、「おじさんらしいもの」には大抵拒絶反応を示すものである。

今のおじさんたちは皆、80年代のバイクブームのときにあこがれたバイクが、自分のバイクに対するあこがれや好みの「基準」になっていることが多いと思う。

私自身もそうで、そういう基準から見ると、BMWのバイクというのはどうにもカッコ悪かった。

明らかに国産のメーカーとはちがう文法で作られているBMWのバイクには大きな違和感を感じたのだろう。

バイク乗りのバイブル的漫画と言われている、「キリン」を読んでいても、BMWが出てくる。

なんでキリンはいつもBMWを選んでいるのかが、よくわからなかった。

作中、キリンはR100RS、K100RS、K1200RSとカタナ以外はずっとBMWに乗っていた。

「キリン」が好きだった私でも、作中に出てきたBMWには一切興味を持つことがなかった。

そんな私がBMWに初めて「おおっ」と思ったのは、「RIDE」という雑誌の冒頭の東本昌平の漫画にK1200Rが採り上げられたときのことだった。

BMWがこんなバイクを作ってんの?

目が点になりながら、漫画を読み進めていく。(ストーリーもよかった)

漫画の後にはバイクの解説が載っている。

なんと異形でカッコいいのだろう。

BMWというのもアリか・・・

そう思ってBMWのやっていることを見ると、とても興味深いことに気づく。

エンジンの重心を下げたかったBMWはエンジンを前方にうんと傾けた。

それはかつてのYAMAHAのFZ750のジェネシスどころではないくらいに傾けた。

そうすると、どうしてもホイールベースが長くなってしまう。

そのため、それを補うため(かどうかはしらないが)、デュオレバーというオンリーワンのフロントサスペンションを採用している。


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横から見ると、K1300Sは超がつくほど、ロングホイールベースだが、私的にはこれが最高にカッコいい。

最新のバイクはフロントフォークがかなり立っていて、おまけにショートホイールベースで、言葉は悪いが、猫が威嚇しているような形に見えなくもない。

昔、KATANAに乗っていた私にはロングホイールベースのK1300Sがとてもしっくりくるのである。(KATANAも超ロングホイールベースだった)

超ロングホイールベースの前傾姿勢で乗るバイクは、人が乗ったときとてもかっこよく見えるというのが私の持論だ。

K1300Sはおじさんをとてもかっこよくしてくれるバイクなのだ。

つづく

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# by jonah_motorcycle | 2012-04-30 23:05 | K1300S

サスペンション付きの自転車

昨日、会社の連中と行ったBBQの施設に飾りで置いてあった自転車。


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よーく見ると・・・



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BMWのテレレバーやデュオレバーというのは突然BMWが発明したものではなくて、向こうにはああいう発想のサスペンションがざっと存在していたのかもしれない、なんて思いながら、ちょっとの間この自転車をいじっていた。(私にはそのへんの詳しい知識がないので、かなり勝手にそう思っているだけ)

ところで、K1300Sに乗っていると、デュオレバーが路面に合わせて小刻みに仕事をしているのが見える。

これがとても楽しい。

「おお~デュオレバー仕事しとる!」

ちょっと生物のようにも見えて愛着がわいてくる。







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# by jonah_motorcycle | 2012-04-30 00:54 | BMW

はじめまして

2年前からBMW K1300Sに乗っています。

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私にとってバイクに乗るということは趣味の域を越えて、人生の一部になりつつあります。

若い頃から乗っていたバイクに今も乗っている。

それは若い頃の理想やときめきを40を越えた今も忘れずに心に刻んでおきたいという意味合いが少なからずあるように思っています。

「俺が俺でいるために」

格好良く言えば、こんな感じでしょうか。

いや、もちろん、そんなストイックな意味だけでなく、楽しいから乗っている、それも真実です。

バイクは楽しい。

そんなバイクの楽しさや、あれこれ考えたことなんかをこのブログで綴りたいと思っています。

よろしくお願いいたします。








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# by jonah_motorcycle | 2012-04-30 00:33 | ごあいさつ